外壁塗装の方法には、湿式工法と乾式工法の二種類があります。
湿式工法というのは、壁を作る際に水とモルタルを混ぜた材料を使うのが一般的です。
湿式工法で外壁塗装を行う場合には、天候に左右されてしまいます。
壁を乾燥させなければいけないため、施工期間が長くなってしまうのが特徴でしょう。
仕上げには漆喰やリシン、モルタルなどを使います。
施工の現場でその場で水を混ぜながら調合して壁をつくるので、全く同じ風合いというのは出ません。
手間はどうしてもかかってしまいますが、その分さまざまな風合いや雰囲気を楽しむことができる工法です。
この工法は従来から行われています。
乾式工法と違う点というのは、工程が多く時間がかかる、乾燥させる手間があるということ。
コストは湿式工法のほうが高いです。
一見してデメリットのほうが多そうな外壁塗装の方法ですが、自由度の高い表現ができるなどのメリットがあります。
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外壁塗装の湿式工法・乾式工法の違い
湿式工法が練った材料を使うのに比べて、乾式工法は外壁ボードを使う工法です。
外壁塗装の技術力は、圧倒的に湿式工法のほうが上でしょう。
やっぱり「水と混ぜて材料を練らなければいけない」という工程は経験と技術が必要なものです。
乾かないうちに作業を終える手際の良さも必要なので、職人の高い技術がものをいう工法というわけです。
乾式工法は比較的最近できた工法で、湿式よりも軽量化され、工期も短縮された工法です。
外壁の仕上げは、サイディングボードが一般的に使われます。
現在は、家に限ったことでなく、どの建物も湿式工法から乾式工法へと移り変わっていっています。
養生期間がないので期間も短く、ある程度の技術があれば施工が可能です。
それらが理由で、今後も業界全体が乾式工法にシフトしていくでしょう。
ですが、乾式工法がよくて湿式工法がだめというわけではありません。
湿式工法には湿式工法にしか出せない色というものがあります。
乾式工法はどれも同じような出来上がりになるため、面白みはありません。
管理がしやすいなどの実用的なメリットはありますが、逆に言うと「建築としての面白み」というメリットはありません。
乾式と湿式は目指している方向が若干違うようなものなので、今後乾式が伸びていっても湿式工法がなくなることはないでしょう。
現在都会では湿式工法が主流で、地方では乾式工法が主流です。
二つの違いを理解し、外壁塗装にどちらの方法を取るのか、自分の好みと相談してみてはいかがでしょうか。