湿式工法が練った材料を使うのに比べて、乾式工法は外壁ボードを使う工法です。
外壁塗装の技術力は、圧倒的に湿式工法のほうが上でしょう。
やっぱり「水と混ぜて材料を練らなければいけない」という工程は経験と技術が必要なものです。
乾かないうちに作業を終える手際の良さも必要なので、職人の高い技術がものをいう工法というわけです。
乾式工法は比較的最近できた工法で、湿式よりも軽量化され、工期も短縮された工法です。
外壁の仕上げは、サイディングボードが一般的に使われます。
現在は、家に限ったことでなく、どの建物も湿式工法から乾式工法へと移り変わっていっています。
養生期間がないので期間も短く、ある程度の技術があれば施工が可能です。
それらが理由で、今後も業界全体が乾式工法にシフトしていくでしょう。
ですが、乾式工法がよくて湿式工法がだめというわけではありません。
湿式工法には湿式工法にしか出せない色というものがあります。
乾式工法はどれも同じような出来上がりになるため、面白みはありません。
管理がしやすいなどの実用的なメリットはありますが、逆に言うと「建築としての面白み」というメリットはありません。
乾式と湿式は目指している方向が若干違うようなものなので、今後乾式が伸びていっても湿式工法がなくなることはないでしょう。
現在都会では湿式工法が主流で、地方では乾式工法が主流です。
二つの違いを理解し、外壁塗装にどちらの方法を取るのか、自分の好みと相談してみてはいかがでしょうか。
乾式工法とは